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HiKOKIのマルチボルトバッテリーについて
ハイコーキのコードレス工具と言えばマルチボルトバッテリーが特徴です。
マルチボルトバッテリーの利点や展開をざっと紹介します。
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マルチボルトって何？マルチボルトの特徴
マルチボルトバッテリー(旧)
マルチボルトバッテリー(新)
18V5.0Ahバッテリー
ハイコーキの電動工具と言えばMV(マルチボルト）が有名で、18V/36Vが両方使える画期的なバッテリです。
電動工具に使用すると自動で切り替わり、本体の作動電圧に応じたバッテリとして機能します。
従来の18V/36Vの製品や充電器でも一部は使用可能です。
また、従来の巨大な36Vバッテリーと違い、18Vバッテリー並のサイズとなっています。
マルチボルトバッテリーは数字表記では一見容量が少なくみえますが、18V稼働の場合は表記の約２倍の容量となります。
Bluetooth対応のバッテリもあり、対応の集じん機等と連動可能で、ペアリング後は電動工具側の操作でリンクした装置の運転や停止が可能になります。
・MVバッテリー新・旧モデルの違い
新型は大型バンパーで対衝撃性能アップしていますがその反面で、大型化してしまい装着出来ない工具もあります。
また、耐水構造と排水口の追加により、耐水性能も上がっております。
もちろんちゅらでは、各種メーカー工具用の純正バッテリーの買取も行っています。
(互換バッテリー等は取り扱い出来ません）
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A型とB型？
小型軽量のA型と大出力大容量のB型があります。
型番の後ろの方のBはブルートゥース機能搭載モデルの記号、Xは新型モデルの記号です。
・小型・軽量タイプ マルチボルトバッテリー A型（36V時2.5Ah/18V時5.0Ah）
小型コードレス工具や、現場ラジオ等手で持っての移動が多い工具向けですね。
BSL36A18/ BSL36A18
（新型：BSL36A18X / BSL36A18BX）
・高出力・高容量タイプ マルチボルトバッテリー B型（36V時4.0Ah/18V時8.0Ah）
ハンマードリル、保冷温庫、スライドマルノコ等の消費が激しい物向けですね。
BSL36B18/BSL36B18B
（新型：BSL36B18X / BSL36B18BX）
マルチボルトってハイコーキだけなの？
マルチボルトアライアンスによって様々な企業の製品にもHiKOKIのマルチボルトバッテリは使用されています。
育良精機、TONE、日東工器、三笠等の大手工具/工業機械メーカーをはじめ、
レヂトン、グローバルソー等の先端パーツ等で有名なメーカー他多数のメーカーが参加しています。
興味深い企業ですと、不整地用の駆動装置メーカーのCuboRexさんも参加しているようです。
小型のクローラ駆動システム(無限軌道式の移動ユニット)や一輪車(猫車)の後付け電動化キット等を開発販売されています。
パワフルなマルチボルトバッテリーと相性が良さそうですね。
共通のバッテリー規格を中心に協力する事で、 設計コスト削減や自社がカバーしていない分野からのユーザー獲得を期待してるようです。
※アライアンスとは簡単に言うと、企業間の「提携」のことを言います。
パナソニックのデュアル製品(14.4/18V両対応)との違い
複数の電圧の切替機能というと、パナソニックの工具を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。
マルチボルトの切替はバッテリー側で機器の作動電圧を識別しています。
それに対し、Panasonicのデュアル製品は電動工具の本体側が1台だけで、14.4V/18V両方のバッテリそれぞれに対応して使うことができるものになります。
電池の種類を本体が自動判別して、14.4V/18Vに合った最適な電圧や電流で工具を使用できるように制御してくれる、「デュアル回路」を搭載しています。
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