リサイクルショップちゅら 工具専門店|店頭買取&販売|工具専門サイト

お気に入りに追加する
yahooブックマークに登録

埼玉川越で工具の買取ならリサイクルショップちゅらへお任せ下さい!

  • 総合リサイクル
    買取販売20年の経験
  • 取扱実績
  • 268000点!
総合リサイクル買取販売20年の経験

店舗一覧

HOME > コラム > 豆知識 > 互換バッテリー問題について

互換バッテリー問題について

2025.03.12

豆知識 買取

 

電動工具のバッテリー高いですよね。
正規品の数分の1の価格が魅力的な互換バッテリー、
ネットで極端に安い物は危険と言うのは大分広まったようですが、
今回は、高い物にも本物に見える偽物が出回っているというお話。

 

買取、販売実績33万件!総合リサイクル25年!

買取&販売 リサイクルショップちゅら 工具専門店

 

 

互換バッテリーの色々な定義

 

 

・社外製互換品(提携会社OEMバッテリー)と海賊版
電動工具用の互換バッテリーには正規品と非正規品=海賊版が存在します。

 

正規品は自社製品と、提携企業からOEM等で提供を受けた正規の社外品が有ります。

正規の互換製品有名なところでは、
Oguraの工具にはmakitaのバッテリーが多く採用されて自社シールが付けられていたり、
TASCOは同じ工具でも複数社のバッテリー仕様を出したりされています。

 

ココのコラムでも紹介した
・ハイコーキのMVアライアンス
・エコー50Vアライアンス
他にもボッシュ主導の『POWER FOR ALL(パワー・フォー・オール)/AMPShare』、
HONDAの『eGX』等が有ります。
共通ユニットを使用することで、開発費削減や新分野への挑戦ハードル低減が見込め・・・(脱線)

 

互換というより、表記が違うだけで、各メーカーの製品そのものになります。

 

海賊版=非正規互換バッテリーと模造バッテリー
・互換品は「純正ではない」と正体を明かしているわかりやすい物が殆どです。
一部、デザインを寄せていたり、
ライバルメーカーのデザイン(マキタ互換なのに他の工具メーカーカラー)に見せたりしています。

 

 

・模造バッテリーは、騙す意図で本物ソックリに作ってあり、悪質です。
かなり精巧な物もあり、大手通販サイト等で購入した物が模造品と言う被害もあるそうです。

 

ちゅら工具専門店 店頭買取のご案内

  1. ちゅら工具専門店の各店舗に売りたい工具を持って行き、査定をしてもらう
  2. 査定金額に納得がいったら売る
  3. その場ですぐに現金を受け取る

 

 

 

店頭買取の前にLINE査定をしておくと、先に大体の査定金額を知ることができるので便利です。

 

 

 

 

電動工具用リチウムイオンバッテリーパックの構造

 

ケース内部に『セル』と呼ぶ小型の電池が複数納められていて、
制御基板で充電/放電/温度などを監視・管理されています。

多数のセルをまとめたモジュール

セルの構造図

 

【セル】
薄い電極板の間に絶縁板(セパレータ)を挟み、巻いたりたたんでケース内に収納されています。
リチウムは反応性が強い物なので、ガスが発生する可能性があり、安全弁が有ります。
古い携帯が膨らむとかは、バッテリー劣化でガスが発生する他にも内部が変質膨張するのが原因だそうです。
電子工作好きな方だと、電解コンデンサーに似ていると思われるのではないでしょうか?
セルの電圧と容量のトータルが、バッテリーパックの表示されている電圧と容量になります。

安価な互換バッテリーは内部が見えないのをいいことに、
低容量のセルを詰めてパッケージ表示容量に満たない物がよく有ります。

 

海外最新のバッテリーでは隙間が空く筒状のセルではなく、
板状セルを積層にした高効率の物が実用化され移行し始めているようです。
2020年代後半は円筒セル式バッテリーパックが時代遅れになるか、
研究しつくした技術の安定性で生き伸びるかの過渡期なのかもしれません。

 

【バッテリーパック】
セルを束ねたモジュールを制御基板とまとめてパッケージした物。
衝撃保護や防水防塵等の機能を持たせたものも有ります。
制御基板で個々のセルの状態(電圧/充電量/充電中・使用中の温度変化)を監視して、
安全の確保や製品劣化の低減を行っています。

粗悪品バッテリーの発火原因イメージ

安価な互換バッテリーや模造バッテリーは個別監視ではなく代表管理だったり、
管理しているフリをしているだけの為、発火事故・製品破損のリスクが有ります。
14.4V機に挿せるケース形状の物も有るようでアブナイですね。

 

 

 

 

 

 

 

リチウムイオン電池規格強化施行

 

2024年12月末から施行されて、各セル(内蔵の充電池)の個別監視が必須になりました。
個別にセルの監視制御をしていないリチウムイオンバッテリーパックの製造/輸入が禁止になっています。
一応、施行前に製造/輸入していた製品は売れるようですが・・・

古物商法に従うとリサイクルショップは偽物の買取を禁じられているので、
『互換バッテリー=メーカーが非公認な海賊版』として、買取出来ないという解釈が有ります。
古物商法以外にも引っかかりそうな法律が多数ある互換バッテリーはブラック寄りのグレーな存在です。

 

 

 

 

 

 

互換バッテリーの注意喚起と問題点のおさらい。

 

・大手通販サイトで購入したのに偽物だったと言う動画も見かけます。


・PSEマークの信用性が無い

PSEマークはあれど、マーク以外に表示義務がある内容(業者/スペック等)の記載が無い。
向こうの業者を問い詰めたら
「PSEマーク表記内容が違法?何のことですか?アレはPSEって模様ですよ」
と答えたとかなんとか・・・
そもそも模様だとしてもPSE表示無かったらダメなのでネタ・・・ですよね、きっと・・・

 

マキタさんも事態を重く見て、公式サイトで偽物と本物の見分け方の対比表を掲示しています。
makita製18V6.0AhBバッテリーの偽物の見分け方(マキタ公式ページより)

 

判り難い部分を解説すると、

・バッテリーレールの形状→

18Vバッテリーなのに14.4V機に挿せる形にされていたり、

低容量バッテリー専用機に挿せてしまう様に安全対策を回避する形状にされている物もあります。

 

・端子が違う→

それぞれの画像の赤い線の引いてある金属版が接続端子になっています。

 

 

↑模造品端子イメージ(画像は正規品BL1850 18V5.0Ahモデルです)

18V6.0Ahモデルより低容量のバッテリーは正規品でもこちらの端子の様です。

 

↑正規品 18V6.0Ah端子部アップ

 

正規品は端子同士の接触面積を確保する為に平らな板状端子を複数並べて作ってありますが、

偽物は波状のバネで挟むだけになっています。

 

本物は端子の全面で密着して通電する設計になっています。

偽物はバネの頂点部の青い部分の狭い面積しか通電しない為、

長い時間電流を流し続けたり、

大電流を流すと発熱し易くなっています。

 

偽造業者に対策される事を承知で違いを図解しているというのは、

相当な被害なのでしょう。

 

マキタ以外のメーカーも偽物が出ているのでしょうが、

あまり話題に上がっていません。

 

・互換バッテリー問題点
①性能が表示通りとは限らない。
実際の容量や出力電圧が表記以下と言う物もよくあるそうです。

②発火/破損リスクがある。
しっかり個別にセルの監視/管理がされていない為、発火/破損のリスクが高くなっています。

持ち家ならば自己責任の範囲でしょうが、寮や賃貸では被害が周りに直結します。

→未確認情報ですが、持ち込み機器登録がある大きい建築現場等で互換バッテリー禁止があるとか、無いとか。
充電器に挿しっぱなしでボヤにでもなったら工事停止等で大損害でしょうからありそうですね。

③不要になっても売れない。

業者でなく知り合いで買取ると言う人がいても、
元の値段が激安な事が広まっているので、たいした価格は出してもらえないと思われます。

自分で全て危機管理が出来る知識と覚悟がある方以外は、

互換バッテリーは避けた方が良いのではないでしょうか?

 

 

『ちょっと嵩張るから持って行って安かったら面倒だなぁ』

そんな時はLINEでお友達登録をして画像を数枚送れば、おおよその値段が分かりますよ!

最終的に持ち込む店舗で、状態査定や在庫、同一品持ち込み個数等により変動がございますが、

是非お試し下さい。

リンクはコチラ

 

 

買取、販売実績33万件!総合リサイクル25年!

買取&販売 リサイクルショップちゅら 工具専門店

 

 

 

関連記事はこちら

店舗一覧
最新買取実績
電線・電材高価買取中
工具お役立ちコラム
実店舗のご案内
宅配買取サービス
  • 店舗一覧
  • LINE査定