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チェーンレンチとフランジレンチの違いは?
こちらは、金属の棒の先にチェーンが付いている工具。
片側が外れてる?
いいえ、壊れているわけではありません。
某ドラキュラハンターの武器でもありません。
では、何でしょう?
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チェーンレンチとは?
こちらは「チェーンレンチ」。
パイプレンチの一種で、径の調整が可能な締め付け工具のこと。
パイプレンチの頭部分が入らないような奥まった場所や径が大きいもの、ナットやボルトなど平面部が無く固定しにくいものの締め付けに使われます。
また、チェーンレンチは大きく2種類に分類され、以下のように使い分けられます。
- チェーントング(チェントン)
└ チェーンを通す幅が空いていれば、締め付け作業可能。
こちらのことを「チェーンレンチ」と呼ぶ人が多いようです。
- フランジレンチ
└ パイプ同士の突き合わせ接合部に、フランジなどを締め付ける作業として使用。
チェーントング/チェントン(チェーンレンチ)の使い方
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チェーン1本を対象物の中心に巻いた後、両側に出ているシャフト(ピン)をできるだけ緩みのない状態で先端のフックに掛け、固定します。
柄の先端のカーブにあるギザギザの歯を対象物に当てながら締め付けます。
締めた後に柄を戻すと、チェーンが緩み自由になります。
するとチェーンを取り付け直さずに、ラチェット式で連続の締め上げが可能になります。
フランジレンチとは?
「フランジレンチ」は、チェーン2本の間にピンを挟む形状のパイプレンチ。
対象物の厚みが少なくても、外れにくいのが特徴的。
ねじ込み式フランジなど、幅が狭いものの締め付けに使われます。
ベルトレンチとは?
チェーンレンチに似ている「ベルトレンチ」という工具もご紹介します。
こちらは本体にゴムや樹脂、皮ベルトを巻き付けて作業するため、対象物を傷つけにくく、さらに狭い場所で使用できる工具。
固定方法は柄の歯の喰い込みによる抵抗でなく、ベルトの接触面全体の抵抗になるため、締め付け力はあまり強くできません。
ジャムの瓶のふた回しが、これと同じ仕組みです。
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