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徹底解説!ドリルの種類・特徴・使い方
ドリルには、電動ドリル、ドリルドライバー、振動ドリル、ハンマードリルなど、さまざまな種類があります。
今回はそれぞれのドリルの特徴や使い方をご紹介するので、選ぶ時の参考にしてくださいね!
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穴あけやネジ締めに。「電動ドリル」と「ドリルドライバー」
▲左から電動ドリル、ドリルドライバー
小径の穴あけ加工に特化した「電動ドリル」、穴あけとネジ締めができる「ドリルドライバー」 。
電動ドリルはコンパクトで安価な部類なので、反転機能すらないなど、機能がとてもシンプルです。
ドリルドライバーはクラッチ機能が付き、電動ドライバーとの2in1機。
ともに、先端工具の固定は主にチャックかキーレスチェックで、パワーに見合った小径の物のみ取り付け可能です。
繊細な材料向け!「振動ドリル」と「振動ドリルドライバー」
▲左から振動ドリル、振動ドリルドライバー
上記の電動ドリルやドリルドライバーに振動機能を追加したのが、「振動ドリル」と「振動ドリルドライバー」。
強力なバネとカムにより細かい振動を与え、削りカスの排出能力や穿孔能力をサポートするというのが特徴的!
振動機能オフ・振動のみなど、モードの切り替えが可能な機種もあります。
打撃能力はハンマードリルより弱く、繊細な材料に向いています。
また、小型のため、高効率な集塵・防塵オプションは期待できないでしょう。
先端工具の固定はSDS-plusやチャックかキーレスチャックです。
「ハンマードリル」で強力な斫り・穿孔作業を
▲左からハンマードリル、集塵ハンマードリル
斫り作業や穿孔作業を強力にこなす「ハンマードリル」。
機種によって、コア抜き作業にも対応可能な場合があります。
ただ、あまりにも大きく、重く、そしてうるさいのが難点…。
ピストンとストライカー(重り)により強力な打撃を発生させるので、反動や騒音が格段に上がってしまうのです。
また、対象が脆いと割れてしまう場合があるため、振動ドリルとの使い分けが必要でしょう。
しっかりとした集塵・防塵オプションが用意されている機種もあり、環境対策は◎!
先端工具の固定は、SDS-PLUSシリーズや六角シャンクがほとんどです。
さらに補足ですが、似たような名前の「電動ハンマー」は斫り作業など砕く作業専門で、きれいな穴あけ作業は向きません。
構造が単純な分、同サイズのハンマードリルよりも強力で、長時間の作業が可能な工具です。
ドリルに取り付ける先端工具の固定方式
▲左からキーレスチャック(上)、チャック(下)、SDS-PLUS、六角シャンク
上記でも「先端工具の固定」というワードが出ていましたが、ドリルを使用する際は、その名の通り先端に「先端工具」を固定する必要があります。
先端工具の固定方式は、小径向けのチャック・キーレスチャック、6.35mm六角軸、大径や高トルク作業向けのSDS系・六角シャンクなど、さまざま。
チャック・キーレスチャックは3本爪でくわえる方式のため、入りさえすればほとんどの先端工具を固定できるという汎用性が魅力的!
その反面、滑りや斜め固定になる可能性があるため、高負荷作業には向きません。
また、キーレスチャックは、専用治具がなくても手で締め込む事で固定可能です。
SDS-PLUS、SDS-max、六角シャンクなどはお互い互換性はありませんが、安定した固定が可能で、ブレの少ない作業ができます。