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知らなかった!バイス(万力)の種類と使い分け
「バイス」とは、加工対象物を固定し、その上で作業をするための機械装置のことで、「万力」とも呼ばれます。
向かい合わせの2つのジョー(顎)で構成されている工具です。
一方のジョーは固定されていて、 もう一方のジョーはネジやレバーなどで動かし固定することができるという仕組みです。
今回はバイスの種類と、それぞれの特徴・用途などをご紹介します。
使用する際の参考にしてくださいね。
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目次
固定方法が違う!「リードバイス」と「ベンチバイス」
リードバイスとベンチバイスは基本的な部分はほぼ同じですが、 固定方法が異なります。
据え置き使用の「リードバイス」
作業台にボルトなどでしっかり固定し、主に据え置きで使われるのが「リードバイス」。
固定の不便さ対策として、ベースが回転台になっているものもあります。
着脱簡単!「ベンチバイス(取り付けバイス)」
▲画像はちゅら工具専門上尾店の商品です(2024年08/23現在)。
ヤフオク!にも出品されているので、気になる方はチェックしてみてください。
クランプやネジなどで作業台に固定して使う「ベンチバイス」。
「取り付けバイス」とも呼ばれます。
作業台の端での固定などに最適!
リードバイスより着脱が簡単なので、移設も楽々とできます。
仕上げ作業に使用する「精密バイス」
仕様によっては、締め付け圧力が水平と下向きに分散され、
強力な固定ができないので、仕上げ作業に使用される「精密バイス」。
下記のように、高精度という特徴があります。
- 平行または直角の加工をするために表面の各所が研磨されている
- 締め付け操作ボルトが斜めに設置されている物もある
- 頑丈に設計されている
- 締め付け時のジョーの浮き上がりやガタつき防止の工夫が凝らされている
- 本体の固定方法がレール状になっている
バイス自体が高精度でも、被固定材の加工精度が低いと意味を成さないので、ご注意ください。
もちろん本体の手入れ不足で、画像の様に錆てしまっても同じですね。
粗加工で大活躍の「ミーリングバイス」
マシンバイスとヤンキーバイスをまとめて、「ミーリングバイス」と呼びます。
ともに、精密バイスを使った加工前の粗加工に使用されています。
手を使わず加工作業が可能!「マシンバイス」
「マシンバイス」は、加工物を手で押さえずに加工作業ができる装置。
ボール盤やフライス盤の加工テーブルに取り付けて、使用されます。
手の保持ではないので、安定した稼働と精度で安全に作業できるのが特徴的。
垂直方向に固定したいときは「ヤンキーバイス」
「ヤンキーバイス」はマシンバイスの一種で、底面と側面が直角に作られており、側面を下にして垂直方向に物を固定することができます。
アメリカのヤンキーツール社が考案したものが輸入されヒットしたため、こう呼ばれているそう。
大型の精密バイスや、側面が平らのマシンバイスに似た形をしています。
小型で軽量な「シャコ万力(シャコ万)」
C型(G型?)のフレームに、長いネジで動くジョーを取り付けたような形の「シャコ万力(シャコ万)」。
語源は、吊り金具の「シャックル」からという説と、海棲生物の「蝦蛄(シャコ)」からという説があるそう。
小型で軽量なので、DIYや狭い場所での使用にピッタリです。
頻繁に付け替えが必要な時は、固定性能が若干弱くなりますが、
固定動作を素早く出来る「Fクランプ」/「Lクランプ」を使用するのも良いでしょう。
スライド可動部分があるため、ねじ回しだけでなく素早く開口部の調整ができ、締め付けに移ることができます。
その反面、可動部にガタつきが出たり、スライドレール分全長が長くなったりするのは難点です。
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