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バッテリーの電圧・容量・電力量って?リチウムイオンバッテリーの注意点も

バッテリー本体を見てみると…

さまざまな数字が書かれていますよね。

 

電圧や容量、電力量など…何が何だか分からない!

そんな方のために、それぞれの数字の意味について自動車に例えて解説します。

 

また、リチウムイオンバッテリーの注意点についてもまとめているので、参考にしてくださいね。

 

 

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「電圧(V)」≒「馬力」

 

「数字+V(ボルト)」で表される「電圧」。

同じメーカー内であれば、基本的には電圧の数字が大きいほど強い力が出せます。

メーカーが異なる場合は目安程度にして、あまり当てにしないように。

 

また、本体のパワー(電圧)のことを「馬力」と例えることも。

実際に力を発揮するのはモーターなどの機関部なので、厳密には違いますが、イメージしやすいようにこう例えます。

 

さらに、駆動部やバッテリー自体の技術革新で、驚くほど性能が上がっているメーカーも多数!

海外メーカー「Milwaukee(ミルウォーキー)」の12Vバッテリーや、「HiKOKI(ハイコーキ)」の最新型10.8Vマルノコ(2024年11月現在)などは、 18V機に劣らないパフォーマンスを光らせています。

 

 

 

 

「容量(Ah)」≒「燃料タンクのサイズ」

 

「数字+Ah(アンペア)」で表されるのが、「容量」。

バッテリーの中に貯め込める電気の量を指します。

 

つまり、表示された電圧のパワーが発揮できる”時間”ということ。

数字が大きければ大きいほど、長時間の作業ができます。

 

作業内容によって容量の減り方は変わりますが、車の燃料タンクと同じように、荷物が重い、速度を出す、坂道などの環境で、大幅に差がでます。

 

 

また、HiKOKI(ハイコーキ)のマルチボルトバッテリーのように、容量が2通り表記されていることも。

この画像の場合は18V4.0Ahのユニットが2つ付いていて、36V作動時は4.0Ah、18V作動時は8.0Ahと言う意味になります。

 

 

 

 

電圧」×「容量」「電力量(Wh)」

 

「数字+Wh(ワットアワー)」で表されるのは、「電力量」。

電圧×容量≒電力量」となり、1時間でどのくらいの電力を出せるか、ということになります。

 

 

ただ、この式に当てはまらないこともあるので注意。

 

例えば、makita(マキタ)の「40Vmax/2.5Ah」を式に当てはめると「40×2.5=100」となりますが、電力量は100Whではありません。

このバッテリーの作動電圧は36Vなので、90Whとなります。

※DC36Vという表記があります(▲写真左枠内参照)

 

満充電時のバッテリー電圧が40Vに到達するという意味で、「40Vmax」なのだそう。

 

 

HiKOKI(ハイコーキ)のマルチボルトバッテリーの場合は、「18V/2.5Ah/45Wh」の横に(×2UNIT)と書かれているので、「36V/2.5Ah/90Wh」となります。

 

makita(マキタ)の40VmaxもHiKOKI(ハイコーキ)のマルチボルトも、 貯められる電力量は比較すると同じ。

 

また、少しでも大きく見せるために小数点以下まで表記されていたり、端数が繰り上げられていたり、省略されていたりすることもあります。

例:「14.4V/3.0Ah/44Wh」式に当てはめると…14.4×3.0=43.2

 

 

 

注意!リチウムイオンバッテリーの使い方

 

現在主流となっているリチウムイオンバッテリー。

旧世代のニカド電池やニッケル水素電池とは扱い方が一部正反対な部分があり、間違うと寿命を縮めたり、壊れてしまったりすることがあるので、注意が必要です。

 

⚫︎過充電禁止

新旧変わらず、注意。

充電器に安全機能があったとしても、避けた方が良いでしょう。

 

⚫︎過放電注意

充電量が極端に少ない状態が続いたり、少ない状態で強い負荷をかけたりすると、最悪の場合、安全機能で回路がカットされ壊れる可能性があります。

リチウムイオンバッテリーは継ぎ足し充電OKなので、充電量がなくなる前に充電しましょう。

 

⚫︎過酷環境/衝撃

高温や極低温、衝撃注意。

内部の絶縁が破れると、爆発的に燃えます。

ちょっとした水では消せず、逆に火勢が強まります。

 

⚫︎保管方法

長期保管する前には充電量を確認し、残量半分〜満充電までいかないくらいでの保管が良いとのこと。

ニカド電池とは逆なので、間違えないようにしましょう。

 

 

 

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