タップの種類について
2025.06.28
前回はタップの概念的な紹介でした。
今回は切削タップの具体的な種類毎の紹介になります。
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ハンドタップ
一番汎用性の高いタップです。
名前の通り手作業で良く使われますが、機械にセットしても使います。
黄色の細くなっている食いつき部はねじ山が形成されない範囲。
同じ径用でも穴に食いつかせる為の細くなった部分の長さ(山数)の多い順で、
1番(9山前後)、2番(5山前後)、3番(2山前後)や、先タップ、中タップ、上げ(仕上げ)タップ等があり、
止め穴の場合奥までネジを切る為に順番に使用されます。
ネジを切ったキリコは、穴の前後どちらにも排出されます。
止め穴ネジを1番だけで加工を終了した場合、
奥までネジが切られずにビスが締めきれない、無理に締めてネジを破断する等のリスクが有ります。
逆に最初から3番タップで加工した場合、
切り始めの角度が安定しにくいので、中心軸に対して斜めにネジ山を切ってしまったり、
いきなり深く溝を切る事になり抵抗で折れるリスクが有ります。
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ポイントタップ
ハンドタップと似ていますが、
キリコが先端方向に押し出される設計になっています。
その為、通し穴加工用になります。
後ろへの排出が無いので噛み込んで加工したネジ山へキズを付けるリスクが減ります。
止め穴加工で使ってしまうと、キリコが穴の奥に溜まって詰まり加工不良になります。
切削抵抗が少なく、折れる等のトラブルが起きにくいそうです。
スパイラルタップ
刃の溝が螺旋状に作られているタップで、
キリコが入口側(シャンク側)に排出される設計になっています。
キリコが押し込まれないので、止め穴も通り穴も加工可能です。
止め穴加工時等、色々な注意点
・小径のタップは刃の強度確保の為「突き出し」がある為、
止め穴の場合下穴を長めに加工する必要が有ります。
・インサートネジ用タップ
「インサートネジ用」と書かれているタップは、
なめたネジ穴を修復したり軟らかいネジ山を補強するインサートネジを取り付ける加工用です。
挿入するインサートネジの内側の径が表示されている為、
仕上がりはインサートネジの外径となります。
インサートネジの厚さ分大きいタップなので、通常タップの下穴では使えません。
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